人の思考を工学し,
「ひと」の認知・思考を伴う行動の分析を武器に,
社会の問題にチャレンジする
青木洋貴研究室(認知デザイン研究室)では,「ひと」に関する問題を取り扱います.強みとしているのは,「ひと」の認知・思考を伴う行動の分析(認知タスク分析)であり,この分析をさまざまな対象に適用をしています.代表的な適用分野は,①医療関連,②消費者行動関連,③ユーザビリティ/UX関連であり,それぞれの分野でも多様な研究を行っています.

医療(Medicine)

消費者・マーケティング研究

ユーザビリティ/UX
研究テーマをそのドメインでとらえた場合,一見すると幅が広くなっており,教員自身もどうやって整理をしようか悩んでいるところもあります.ただし,このような多様さこそが,デザイン工学という学問の持つ魅力だと思います.
私たちの研究は,見えないもの(行動,心理,技能から,組織マネジメント,文化などまで)を見えるように(可視化)しようと奮戦し続けてきた先人たちの研究の努力(たとえば人間工学や経営工学,心理学での努力)と連続しています.つまり,私たちはこれらの伝統を踏まえ,現代的な問題にチャレンジしようとしています.
学生の皆さんには,目の前で現に存在する難しい問題に対して,自分ができることや,持っているリソース(スキル,知識,知的好奇心)で何ができ得るか,どう貢献できるかを考え,その思考を通して問題解決のプロフェッショナルとして一緒に成長していくことを目指してほしいと思っています.研究室でのスリリングな刺激を糧に,どのような分野に進んでも生き抜いていける知的たくましさを育んでください.